ドコモ、危険サイトの遮断やスマホの使い方案内など


 NTTドコモは、2012年夏モデルの発売にあわせ、ユーザーが安心・安全に利用できるようにするため、新たな取り組みを開始する。

危険なサイトを遮断

 マカフィーの技術を使ったスマートフォン向けセキュリティアプリ「ドコモ あんしんスキャン」では、5月28日にバージョンアップで新機能「セーフブラウジング」が用意される。利用料は月額210円で、9月30日までは無料。

 「セーフブラウジング」は、Android 2.1以上のドコモのスマートフォン、タブレットで利用でき、危険なサイトなどへアクセスしようとすると、警告画面が表示される、というもの。フィルタリングではなく、フィッシング詐欺、ワンクリック詐欺、ウイルス配布サイトへのアクセスで動作する。なお、「らくらくスマートフォン F-12D」にはプリインストールされる。

 新機能は有料だが、これまで提供されてきたウイルス対策機能は、今後も引き続き無料で利用できる。

スマホお悩みサポートメニュー

 スマートフォンの普及に向け、新たにオープンするサイト「スマホお悩みサポートメニュー」では、調べたいこと、困っていることに対して「はい」「いいえ」で答えていくと、解決方法にたどり着ける、という操作手順で、スマートフォンの使い方を伝えていく。

 6月下旬にオープンし、Android 2.2以上のドコモのスマートフォン、タブレットで利用可能となる同サイトは、トップ画面に「製品・サービスの機能・スペック」「故障・トラブル(盗難・紛失・パスワード忘れ)」など8種類のカテゴリーを設置。ユーザーは、調べたい内容が該当するであろうカテゴリーを選択すると、画面には「知りたいことはパケット通信/モバイルネットワークについてですか?」という質問が表示され、該当すれば「はい」、そうでなければ「いいえ」と選んでいく。「いいえ」を選ぶと、次々と質問が投げかけられ、そのうちユーザーが知りたい点につきあたる……という流れになる。

 また「ナニナニバニーのはじめてのスマホ」というコンテンツでは、スマートフォンの操作メニューを模したイラストが画面に表示され、タップ操作など基本的な操作が学べるようになっている。

スマートフォンあんしん遠隔サポート、夏モデルは全機種対応

 専用窓口のスタッフが遠隔操作で、スマートフォンの使い方を教えてくれるサービス「スマートフォンあんしん遠隔サポート」(単体契約で月額420円)については、対応機種がこれまで「MEDIAS ES N-05D」「MEDIAS TAB N-06D」のみだったが、夏モデル全機種(17機種)で利用できるようになる。




(関口 聖)

2012/5/16 19:58