ドコモと角川が新会社、「アニメストア」開設
NTTドコモと角川書店は、スマートフォン向けにアニメ配信事業などを行う新会社「ドコモ・アニメストア」を5月下旬に設立する。新会社では、7月よりスマートフォン向けに「dマーケット」内で、「アニメストア」としてアニメ配信サービスを手がける。
ドコモ山田社長(左)と角川歴彦会長 |
「アニメストア」は、当初約500作品、1万話が月額420円で見放題となる。新会社は、このアニメ配信のほか、コンテンツの権利管理やライセンス事業、新作アニメへの出資などを行い、今後は他社の携帯電話向けアニメ配信サービス、関連グッズの制作・販売、アニメの総合サービスの海外展開をはかる。出資比率はドコモが60%、角川が40%で、資本金10億円、資本準備金10億円となり、代表取締役社長には、角川書店取締役の安田猛氏が就任する。
配信作品は「涼宮ハルヒの憂鬱」「魔法少女まどか☆マギカ」「ルパン三世 1stシリーズ」「未来少年コナン」など。角川以外の作品も用意される。配信作品は、幅広く取り扱う方針だが、当面は大人向けの作品が中心となる。
配信作品の品質については、テレビ向け作品、映画作品など、もともとのソースの違いでフレームレートや解像度が異なるため、「アニメストア」全体の傾向は一概には言えないとのこと。ただ、配信時にはビットレートが選択でき、「きれい(1.5Mbps)」「ふつう(500kbps)」「かるい(250kbps)」という形になる。
スマートフォンでは、機種によってHDMI経由でテレビなど外部へ画面を出力できる機能を備えるものもあるが、「アニメストア」配信作品が外部出力できるかどうか、現時点では未定。
合弁会社の概要 | 作品ラインナップ |
2012/5/16 12:13