「iOS 5.1」公開、Siriの日本語対応など
米アップルは、iPhoneやiPad、iPod touch向けに「iOS 5.1」を公開した。既存ユーザーは無料でアップデートできる。
最新バージョンとなる「iOS 5.1」は、iPhone 3GS、iPhone 4、iPhone 4S、iPad、iPad 2、iPod touch(第3世代、第4世代)で利用でき、このうち、iPadシリーズとiPod touchの第3世代以外の機器では、5.1へ更新すると、ロック画面にカメラへのショートカットが常時表示されるようになる。
新たに音声認識型のエージェント機能「Siri」で日本語がサポートされている。ユーザーによっては、アップデート直後は利用できないケースもあるが、徐々に利用できるようになる見込み。フォトストリームからの写真削除機能やカメラの顔検出機能で検出された人の顔がハイライトされる機能などが追加され、iPad関連ではカメラアプリが再設計された。また、テレビ番組・映画の音声がより大きくはっきりと聴こえるよう調整されている。またiPad用のPodcast操作では、再生速度の変更、30秒の巻き戻しが可能になった。
au版のiPhone 4Sでは、3月中にFaceTimeやiMessageに対応する予定だが、それに先駆けて「iOS 5.1」では、auユーザー向けに両機能のサポートが追加されている。これらの機能は、8日11時時点ではまだ利用できない。
このほかバッテリー関連のバグの解消、発信側の音声が途切れることがある不具合の修正も行われる。
2012/3/8 11:43