Google、ブラウザアプリ「Chrome for Android」を提供開始


 Googleは、パソコン向けに提供しているブラウザ「Chrome」のAndroid版にあたる、「Chrome for Android Beta」の配信を開始した。利用料は無料で、Androidマーケットからダウンロードできる。対応OSはAndroid 4.0。


「Chrome for Android Beta」

 

 今回提供が開始された「Chrome for Android Beta」は、パソコン版「Chrome」のコンセプトを継承する、スマートフォンおよびタブレット端末向けのブラウザ。高速なWebページの描画や、Googleの検索で一番上の検索結果をバックグラウンドで読み込み、クリックすると瞬時に表示できるなど、スピードに注力。スマートフォンとタブレットでの表示に対応し、タブはトランプをめくるように切り替えられる。

 このほか、リンクが隣接する場所をタップすると、その場所を自動的にズームアップしタップのミスを防ぐ仕組みが用意されているほか、履歴の残らないシークレットモード、プライバシー設定を用意。パソコンのChromeとは、よく訪れるサイトのURLオートコンプリートのほか、開いていたタブやお気に入りを同期する機能を備えている。

 なお、「Chrome for Android Beta」はGPUアクセラレーションによる描画を行うため、これに対応したAndroid 4.0以降で動作するアプリとなっている。


 

(太田 亮三)

2012/2/8 12:39