ドコモ、宅内向けフェムトセルサービス「マイエリア」を終了


 NTTドコモは、自宅にごく小さな基地局装置(フェムトセル)を設置して付加価値を提供するサービス「マイエリア」を9月30日に終了する。一方、フェムトセルによるエリア改善は今後も続けられる。

 「マイエリア」は、2009年冬より提供されてきたフェムトセルサービス。2011年12月末時点で約2000契約、最盛期(2010年8月)時点で2264契約だったとのことで、Wi-Fiの普及を受けて、ドコモでは経営資源を集中すべくサービスを終了させることにした。このため、新規受付を4月30日で終了する。

 「マイエリア」は自宅に家族がいるかどうか確認したり、専用コンテンツを利用したりする内容となっており、フェムトセルを活用して付加価値を提供する有料サービスという位置付け。電波が届きにくいケースなど、フェムトセルを使ってエリアを改善する取り組みは今後も継続して提供される。




(関口 聖)

2012/2/3 16:04