モトローラ、堅牢性に優れた法人向けタブレット端末「ET1」


モトローラ「ET1」

 モトローラ・ソリューションズは、Androidを搭載した法人向けのタブレット型端末「ET1」を発表した。日本市場向けには、2012年第1四半期に投入されることが明らかにされている。

 米国で10月10日に発表された「ET1」は、法人向けとして堅牢性やセキュリティ機能、交換しやすいバッテリーパックといった特徴を備える、7インチディスプレイを搭載したタブレット型端末。通信方式はWi-Fiをサポートしている。

 モトローラのパートナーが開発する、販売支援やPOS、棚割管理などのアプリケーションに対応するほか、新たにモトローラから提供されるHTML5実行フレームワーク「RhoElements」をサポートし、Windows CE機器など含む複数のプラットフォームに向けたWebベースのアプリケーションを利用できる。管理ツールとして「Motorola Mobility Services Platform(MSP)」に対応する。

 「ET1」の本体には衝撃や落下に耐える設計が施されるほか、オプションでバーコードスキャナーや磁気ストライプリーダー、ハンドストラップを装着可能。バッテリーパックはホットスワップに対応し、メモリ用バックアップバッテリーを装備。メインバッテリーを取り外した際にもRAMデータは最長15分間保持される。

 ソフトウェアプラットフォームはAndroid 2.3.4。1GHzのデュアルコアCPUを搭載し、RAMは1GB、ROMは4GB。4GBのmicroSDカードが同梱され、最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。USBホスト機能を備えるUSB端子が用意されている。通信方式はIEEE802.11a/b/g/n。Bluetooth 2.1+EDRをサポートし、GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、環境光センサー、電子コンパスを搭載している。

 ディスプレイは7インチ、1024×600ドットの液晶で、表面にはGorilla Glassが採用されている。メインカメラは800万画素で、ビデオチャット用のインカメラも備えている。

 バッテリー容量は4620mAh。大きさは130.5×25×224mmで、重さは約630g。

 

(太田 亮三)

2011/10/25 12:38