LTE対応のサムスン製スマートフォン「GALAXY SII LTE SC-03D」


 「GALAXY S II LTE SC-03D」は、NTTドコモのLTEサービス「Xi」(クロッシィ)に対応したサムスン製のスマートフォン。

 SC-03Dは、Xiに対応したハイエンドクラスのスマートフォン。OSはAndroid 2.3で、CPUは冬モデル最高クロックとなるデュアルコア1.5GHzのクアルコム製「APQ8060」。ディスプレイは4.5インチで800×480ドットのSUPER AMOLED Plusを採用。内蔵ストレージの容量は16GBでメインメモリは1GB。

 夏モデルの「GALAXY S II SC-02C」と同じ名前を冠していて、デザインテイストも似ているが、画面サイズが大きくなるなど(4.3インチ→4.5インチ)、本体デザインも共通ではない。サイズも、幅や高さの面で少し大きくなり、重さも約10g増している。

 また、SC-02Cはワンセグに対応していたが、SC-03Dはベースとなるグローバルモデルに仕様が近いため、ワンセグには対応していない。グローバルモデルで搭載している非接触通信(NFC)には対応しており、専用アプリなども搭載しているが、SC-03Dで使える非接触通信の国内サービスはとくに用意されない。

 デザインはSC-02Cに似ているが、大きさが異なるため、SC-02C用のジャケット型バッテリや卓上ホルダは流用できず、SC-03D専用のジャケット型バッテリや卓上ホルダが販売される。SC-02Cの背面パネルは、グローバルモデルのエンボス模様が光沢のあるものに変更されていたが、SC-03Dの背面パネルは、指紋のつきにくいヘアライン仕様となっている。

 UIとしては、サムスン電子独自の「TouchWIZ」を搭載。ドコモのPalette UIも搭載しているが、Touch WIZがデフォルト設定のホーム画面となっている。モーションセンサーを利用したコントロールなどにも対応する。

 810万画素のカメラを搭載し、フルHD動画の撮影にも対応する。200万画素のインカメラも搭載する。

 ドコモのスマートフォンやXi共通の各種アプリを搭載するほか、サムスン電子独自のアプリ配信サービスや、モバゲーのゲームを集めた「Game Hub」などをプリインストールしている。

 通信はXiのほか、HSPA(下り最大14Mbps/上り最大5.7Mbps)およびGSMなどをサポート。GPSやBluetoothなどにも対応するほか、Wi-Fiテザリング機能やエリアメール、DLNAなども利用できる。Wi-Fiに関しては、2.4GHz帯だけでなく5GHz帯にも対応する。Bluetoothは3.0+HSに対応。その一方で、おサイフケータイやワンセグ、赤外線といった国内向けの機能はサポートされない。最大32GBまでのmicroSDHCをサポートする。

 大きさは約129.8×68.8×9.49mmで、重さは約129.6g。連続通話時間は350分。ボディカラーはDark Grayの1色。


 




(白根 雅彦/津田 啓夢)

2011/10/18 11:55