Apple、iOS 5の提供を開始


 Appleは、iOSの最新版「iOS 5」の提供を開始した。対応機種は、iPhone 3GS、iPhone 4、iPad、iPad 2、第3世代以降のiPod touch。パソコンのiTunesを利用してアップデートできる。10月14日に発売されるiPhone 4SにはiOS 5がプリインストールされる。アップデートは無料。

 提供が開始された「iOS 5」は、2011年6月に開催されたイベントで発表されていたもの。開発者向けにはβ版が提供されていたほか、詳細は10月5日(日本時間)に明らかにされた。

 同バージョンでは、通知機能の強化やSMSとの統合を行ったアプリ「iMessage」、定期購読できる電子書籍のプラットフォーム「Newsstand」、位置情報の利用も可能なTodoリスト「リマインダー」といった新機能を搭載。Twitterへの投稿が標準アプリでサポートされ、カメラアプリや、写真管理アプリ、ブラウザも強化されている。また、パソコン無しで、Wi-Fi環境でOSをアップデートできる機能、Wi-Fi環境でのパソコンと同期できる機能も搭載されている。

 同社はこのほか、iOS 5とMac OS X(Lion)を利用しているユーザー向けに、クラウドサービス「iCloud」の提供も開始している。

 




(太田 亮三)

2011/10/13 12:08