auの周波数切り替え、一部施設で影響


 KDDIは、auの携帯電話で使う周波数が切り替えられることにより、一部の施設で無線設備の工事を実施する。これにより、切り替え後の新たな周波数に対応していない機種では、一部施設内で繋がりにくくなる。

 今回の工事は、来年7月に実施される周波数再編を受けて、auがこれまで使ってきた周波数の一部(旧800MHz帯)が使えなくなり、新たな周波数(新800MHz帯)に切り替えられることによるもの。新周波数に対応していない、W40シリーズやW30シリーズ、CDMA 1Xシリーズでは、工事が行われる施設内では利用できなくなる。対象となる施設と利用停止日は、東京のTBS放送センター(10月31日)、トライエッジ御茶ノ水ビル(12月20日)、あいおいニッセイ同和損保 新宿ビル(12月20日)、大阪の国道423号箕面トンネル(10月31日)、神戸の阪神高速神戸線 白川トンネル(12月31日)となる。

 このうち、白川トンネルについては、新周波数対応機種であっても、工事が完了する2012年2月までは利用できなくなる。

 

(関口 聖)

2011/9/6 12:35