マカフィー、個人向けモバイルセキュリティサービスの正式版


 マカフィーは、スマートフォンなどのデータを保護するためのセキュリティサービス「McAfee WaveSecure(マカフィー ウェーブセキュア)」の提供を開始した。当初は米ドル価格で提供され、1年契約で19.90ドル(約1630円)となる。

 「McAfee WaveSecure」は、個人ユーザー向けのスマートフォン用セキュリティサービス。もともとは同社が昨年買収したtenCubeが提供するもので、これまで試用版として提供されてきたが、今回、正式版が提供されることになった。Android、BlackBerry、Windows Mobile(Windows Phone)などで利用できる。

 主な機能は、自動ロック、データバックアップ、遠隔での現在地測定、遠隔データ消去となる。紛失や盗難に備える機能といえ、たとえば所有者のSIMカードが抜かれ、何者かのSIMカードがスマートフォンに挿入されると、その状況を検知して、友人などのスマートフォンにSMSで通知することもできる。Android版ではAndroid 1.5以上のデバイスで利用できる。国内では、NTTドコモとソフトバンクモバイルのスマートフォンに対応しているが、iPhone版は今後の提供に向け検討中とのこと。ライセンスは1台ごとの割当で、機種変更などで端末が変わると、購入しなおす必要がある。

 当初は米ドルでの販売となるが、7月中にも日本円で提供される予定。7日間、無料で利用できる試用版も提供される。

 



(関口 聖)

2011/5/23 12:21