au、「W42K」不良電池パック交換を再度呼び掛け
KDDIと沖縄セルラーは、2008年より回収を進めている「W42K」の電池パックについて、21件目の事故が発生したとして、あらためて電池パックの交換を案内している。
2006年6月に発売された「W42K」では、一部の電池パックで不具合があり、傷やへこみが付くような力が加わると、発熱したり膨張したりする。ある程度、充電・放電を繰り返したことで同事象に至ると見られ、KDDIでは、2008年3月に不具合および電池パックの交換を発表した。
対象ユーザーの23万5452台のうち、住所が判明しているユーザーについてはダイレクトメールや電話などで案内して、交換用電池パックを届け、22万5612台(全体の95.8%)分の交換が進んでいる。しかしながら、電池パックの交換が済んでいない機種の一部は、現在も利用されており、今回、時計機能などで「W42K」を利用していたユーザーから事故の申告が寄せられた。この事故では、電池パックが発火し、髪の毛が焦げるといった状況であったものの、火傷などはなかったという。
21件目の事故が発生したことで、あらためてKDDIでは電池パックの交換を案内。残る台数のうち、一部はリサイクルされたり廃棄されたりした可能性はあるものの、au回線を解約したり機種変更したりしたユーザーは、KDDI側でも「W42K」の利用状況が把握できないこともあり、ユーザーからの申告を待たざるを得ない状況にある。
対象の電池パックは、型番が「42KYUAA」で、製造番号がKY-YEA、KY-YFA、KY-YGA、KY-YHA、KY-YIA、KY-YJA、KY-YKA、KY-XDA、KY-XEA、KY-XFA、KY-XGA、KY-XIA、KY-XLA、KY-WAAのものとなる。この製造番号以外の電池パック、あるいはW42K以外の機種は、交換対象ではない。
携帯電話の型番および電池パックの型番の確認方法(KDDI資料より引用) |
2011/4/21 11:41