東芝、Android 3.0搭載で10インチ液晶の「レグザタブレット」


レグザタブレット AT300

 東芝は、Android 3.0を採用し、10.1インチ液晶やTegra 2を搭載したタブレット型端末「レグザタブレット AT300」を6月下旬に発売する。価格はオープン価格で、店頭予想価格は6万円前後。

 今回発売される「レグザタブレット AT300」は、プラットフォームにAndroid 3.0を採用したタブレット型端末。「レグザAppコネクト」を搭載しており、テレビの「レグザ(REGZA)」やレコーダーの「レグザブルーレイ」を操作できる。

 端末には高画質化技術の「レゾリューションプラス」、輝度や色を環境に合わせて自動調整する「アダプティブ ディスプレイ」を搭載。スピーカー音質の向上技術「オーディオエンハンサー」や、騒音の中でも聞き取りやすくする変換技術「SRS Premium Voice Pro」も搭載されている。

 電子書籍閲覧アプリ「ブックプレイスリーダー」に加えて、独自の音声合成技術を搭載した読み上げアプリ「東芝スピーチ シンセシス」を利用可能。4月20日に開設された電子書籍ストア「ブックプレイス」で販売する、音声読み上げ機能対応の電子書籍も自然な音声で聴くことができるとしている。

 ディスプレイは10.1インチ、1280×800ドット、広視野角、省電力LEDバックライトを備えた液晶で、CPUなどプロセッサにはデュアルコアで1GHz駆動の「Tegra 2」を搭載している。ストレージとして利用する内蔵メモリは16GB(eMMC対応)、メモリは1GB。約500万画素のカメラに加え、200万画素のフロントカメラを装備する。

 通信方式は無線LANのみで、IEEE802.11b/g/nをサポート。Bluetoothも利用できる。

 インターフェースはHDMI出力、USB 2.0、SDHCカードスロット、マイク入力・ヘッドホン出力共通端子。本体背面は滑りにくいラバー素材を採用する。バッテリーは手軽に交換可能という、パック式を採用している。オプションでポート拡張クレードルも用意される。

 連続動画再生時間は最大約7時間(予定値)。大きさは約177×273×15.8mm、重さは約765g(どちらも予定値)。

 




(太田 亮三)

2011/4/20 15:01