写真プリント機「PrintRush」のiPhoneアプリ、画像転送に対応


 大日本印刷傘下のDNPフォトルシオは、セルフプリントシステム「PrintRush(プリントラッシュ)」において、iPhoneおよびiPadへのサービスを拡充した。

 「PrintRush」は、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などで撮影した写真を自分でプリントできるキヨスク端末。全国に2000台以上が設置されている。画像データの取り込みは、SDカードやUSBメモリ、DVD、赤外線通信、Bluetooth通信などが用意されている。

 iPhoneやiPadで利用する場合、これまで画像データをパソコンに保存した上で記録媒体経由でプリントしなければならなかった。DNPフォトルシオでは、4月18日より、iPhone・iPad向けアプリをApp Storeで無償提供するとともに、「PrintRush」側にも無線LANの通信機能を追加。これにより、iPhoneやiPadで撮影した画像データをアプリ経由で転送し、プリントできるようになった。対応している「PrintRush」には、「iPhone、iPad使えます」というステッカーが貼られる。

 なお、「PrintRush」とiPhone・iPadの間は、端末同士が直接通信するアドホックモードで接続されるため、インターネット網にはアクセスすることなく画像転送できる。1回の操作で最大20件の画像が転送可能。1枚のプリントに複数の画像を表示する「分割プリント」機能や、手書きテンプレートの文字や絵を画像データと合成できる「お絵かきモード」、インデックスプリントなどにも対応している。


 

(津田 啓夢)

2011/4/19 13:22