ドコモ、チャイナモバイルや韓KTと事業協力


 NTTドコモ、中国のチャイナモバイル(China Mobile、中国移動)および韓国のKTの3社は、事業協力関係の構築に合意した。これによる契約は18日付けで締結されている。

 今回、協力関係を構築することになった3社のうち、チャイナモバイルは中国での移動通信事業シェア1位、KTは韓国での固定・ブロードバンドのシェアが1位で、モバイルは2位となっており、東アジア3カ国の主要キャリアが手を組み、「未来志向で事業協力の検討を行う」という。昨年11月10日には、チャイナモバイルとKTが戦略提携を締結。そこへドコモにも声がかかり、今回の発表に至ったとのこと。

 協力する具体的な分野として、国際ローミング、法人サービス、LTE、スマートフォン、サービスプラットフォーム共通化などが挙げられている。ただ、協力することでそれらがどういった結果をもたらすか、今後の検討次第となっており、現時点ではまだ未定となっている。3社では定期的に幹部レベルの会議を開催していく予定。3社の協力がもたらす成果の提供時期などは明らかにされていない。

 

(関口 聖)

2011/1/19 11:50