KDDI研など4社、端末間で横断的なサービスを実現する基盤技術


 KDDI研究所、日立製作所、富士通、OKIネットワークスの4社は、端末、ネットワーク、サービスをシームレスに連携させるプラットフォーム技術を開発したと発表した。

 今回開発された技術は、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究「端末プラットフォーム技術に関する研究開発」の研究成果。本技術を用いることで、自宅、外出先、職場といった利用環境の変化に対しても、サービスを中断することなく、認証方法も変更せずにシームレスにサービスを利用できるようになるという。また、異なる事業者間であっても、ユーザーの権利情報を安全に流通させることが可能で、ユーザーにとって利便性の高いサービスを実現できるとしている。

 4社では、固定・携帯・放送が融合したサービスで利用が期待されるとし、特に映像系サービスで早期の実用化を目指す。

 なお、実証実験と報道陣向けの公開は1月20日にKDDI研究所で実施される。

 

(太田 亮三)

2011/1/17 15:21