シニア向けに使いやすさを拡充「簡単ケータイ K008」


簡単ケータイ K008 シルバー

 「簡単ケータイ K008」は、シニア向けの簡単な操作を実現した折りたたみ型の京セラ製CDMA 1X WIN端末。2011年以降に発売される。

 IPX5、IPX7相当の防水仕様で、水まわりでも利用できるほか、汚れを洗って落とすことが可能。防水に加えて防塵性能も実現されている。

 「ワンタッチ絵文字」機能では、メールの文章や単語に合わせて絵文字を自動的に挿入可能。通常の絵文字、デコレーション絵文字に対応しており、メールの本文を入力した後に絵文字挿入のメニューを選択するだけで、簡単に絵文字入りメールを作成できる。絵文字は本文中の複数個所に一度に挿入されるほか、いくつかのパターンが用意されるので、候補の中から「次候補」キーを押して気に入ったものを選ぶことができる。

 カメラ機能では、周囲の明るさを自動的に検知して点灯する「自動ライト」と、撮影サイズ、撮影シーンを簡単に設定できる「かんたんカメラ設定」が新たに用意された。従来、メニュー構成などが簡略化される「かんたんモード」に設定されている間は、カメラの撮影設定を変更することができなかったが、かんたんカメラ設定では対話形式で撮影シーン、撮影モード(画像サイズ)、撮影ライトを選択することで、複雑なメニュー操作を行わなくてもカメラの設定を変更できるようになった。

 逆に、前機種ではかんたんモードのみで動作可能だった「音声読み上げ」「音声認識機能」「光で操作ナビ」の各機能が通常モードでも利用できるようになった。従来は初めての携帯電話として「簡単ケータイ」シリーズを選ぶユーザーが主だったが、最近は買い換え用としての需要の比率が高まっており、かんたんモードでもより多くの機能を求めるユーザーや、通常モードで使うがかんたんモードのような操作のしやすさを求めるユーザーが増えているため、このような改善が行われているという。

 新しい待受コンテンツとして、日めくりカレンダーと雲のグラフィックが用意されている。日めくりカレンダーは天気予報もあわせて表示されるほか、次の日付が薄く透けて見えていたり、その日初めて携帯電話を開くときは紙を1枚めくるアニメーションが表示されるなど、見た目にも楽しめるものになっている。雲は

 そのほか、「はっきり通話」「ゆっくり通話」「ノイズキャンセル」など通話をサポートする機能や、「健康歩数計」(出荷時ON)、「文字入力練習」などが用意されている。

 カメラはオートフォーカス対応の331万画素CMOSカメラ。メインディスプレイは約3インチ、ワイドQVGAのTFT液晶。サブディスプレイは約1.4インチのモノクロ液晶。外部メモリとして最大16GBまでのmicroSDHCカードに対応する。

 主な対応サービスは、LISMO Book、au Smart Sports、EZナビウォーク、EZ助手席ナビ、赤外線通信など。ワンセグ、おサイフケータイ、Bluetoothは非対応。

 大きさは約108×50×18.4mmで、重さは約130g(いずれも暫定値)。ボディカラーはシルバー、ダークグリーン、レッド、ピンクの4色をラインナップする。

ダークグリーンレッド
ピンク

 

(太田 亮三/日高 彰)

2010/10/18 11:34