14.1メガカメラ搭載の防水ケータイ、「AQUOS SHOT SH010」


AQUOS SHOT SH010(スプリントブルー)

 シャープ製「AQUOS SHOT SH010」は、約1410万画素CCDカメラを搭載するCDMA 1X WIN端末。11月中旬以降発売で、価格は5万円台後半になる見込み。

 SH010は、カメラを重点的に強化したAQUOS SHOTシリーズの最新モデルで、約1410万画素のCCDカメラを搭載し、各種カメラ関連機能を搭載している。本体は2軸回転型デザインで、ディスプレイはタッチパネル仕様となっている。従来のシャープ製au向けタッチパネル採用ケータイ同様に、文字入力を含むほとんどの操作をタッチパネルから行えるようになっている。無線LAN機能を搭載し、「Wi-Fi WIN」にも対応。IPX5/IPX7の防水性能も備えている。

 カメラ関連機能としては、Googleによるオンラインフォトストレージサービスの「Picasa ウェブアルバム」との連携機能を搭載している。SH010内蔵の写真閲覧アプリ「フォトビューアー」がPicasaウェブアルバムの機能を統合していて、フォトビューアー内の操作だけで任意の写真をアップロードしたり、本体内保存の写真と同じような操作でPicasa上の写真を閲覧したり、さらにPicasa上の写真についてはワンタッチ操作で共有用のメール作成も行えるようになっている。

 ただしPicasaへのアクセスは通信量の問題から3G回線経由では行えず、Wi-Fi WIN利用時のみに限られる。また、フォトビューアーはシャープ独自のタッチパネル専用の写真閲覧アプリで、Picasaへの対応もSH010独自の機能となっている。

 カメラ自体のスペックとしては、解像度を落とさない5倍のデジタルズーム機能やISO12800の高感度撮影機能、連写撮影から自動で最適な写真を選ぶベストチョイスモード、逆光などを補正するダイナミックレンジ補正、チェイスフォーカス、ミニチュア加工やプリティ加工、モザイク加工などの自動レタッチなどの多数の機能を搭載している。画像処理エンジンも従来機種と同様にProPixを採用している。

 約3.4インチのフルワイドVGA、タッチ操作対応のNewモバイルASV液晶ディスプレイ、約1.0インチの有機ELサブディスプレイ、最大32GBのmicroSDHCカードスロットを装備する。Wi-Fi対応で、無線LANによるインターネット接続サービス「Wi-Fi WIN」経由でYouTubeなどの大容量コンテンツを楽しめる。

 主な対応サービス・機能は、LISMO Music Video Book、au Smart Sports、グローバルパスポートCDMA、EZナビウォーク、EZ助手席ナビ、ワンセグ、おサイフケータイ(EZ FeliCa)、EZ・FM、EZニュースEX、デコレーションアニメ、Bluetooth、赤外線通信、じぶん銀行など。CDMA2000 1xEV-DO Rev.A方式に対応し、ソフトウェアプラットフォームはKCP+となる。

 このほかの機能としては、テキストのみのメールに内容に合わせたデコレーション絵文字を自動挿入するなどする「スマートデコレーション」や「迷惑メールフォルダ」、文字入力中などにも使える「スマートリンク辞書」、GPS測位情報を記録する「GPSロガー」などの機能を搭載。文字入力機能は、従来のシャープ端末に搭載されていたシャープ独自の「ケータイShoin」シリーズではなく、オムロン ソフトウェアの「iWnn」を搭載している。

 大きさは約112×51×17.8mm、重さは約142g。連続待受時間は約300時間、連続通話時間は約270分。ボディカラーはスプリントブルー、ファントムブラック、アルパインホワイトの3種類。

ファントムブラックアルパインホワイト

 



(白根 雅彦/関口 聖)

2010/10/18 11:20