ドコモ、7型画面のAndroidタブレット「GALAXY Tab」11月下旬発売


 NTTドコモは、Android 2.2を搭載したサムスン製の「GALAXY Tab」(SC-01C)を11月下旬に発売する。7インチのディスプレイを採用し、インターネットやマルチメディアコンテンツの利用に適したタブレット型端末として展開する。FOMA端末として通話にも対応しており、本体のみでスピーカーを利用したハンズフリー通話が行えるほか、Bluetoothヘッドセットを利用した通話が行える。価格は新規・2年契約で4万円強程度になる見込み。

 今回発表された「GALAXY Tab」は、サムスンが2010年9月に発表したタブレット型端末の日本国内版。片手で扱える大きさと重さを実現し、4000mAhの大容量バッテリーを搭載して長時間の利用にも対応する。

 マルチタッチ対応のディスプレイは約7インチ、600×1024ドットのTFT液晶で、キーボード表示は大画面に適した大きなサイズで表示される。ウィジェットも大画面を活用してさまざまに配置できるようになっている。画面をデジタルフォトフレームのように使えるアプリ「Digital Frame」のほか、「ThinkFree Office」、「Dio Dict」、バックアップ機能、ゼンリンの「いつもNAVI」、OS標準のアプリなどを搭載。spモード対応など、4インチディスプレイのスマートフォン「GALAXY S」と同様の内容になっている。

 通信方式ではFOMAハイスピードとしてHSDPA(7.2Mbps)、HSUPA(5.76Mbps)をサポート。W-CDMA(800/1900/2100MHz)、GSM(850/900/1800/1900MHz)に対応する。無線LANは、IEEE802.11a/b/g/nをサポートする。ベースバンドチップはインフィニオンのXMM6160、アプリケーションプロセッサーは1GHz駆動のサムスン製S5PC110。Bluetooth 3.0+EDRに対応し、DLNAをサポートする

 内蔵メモリは16GBで、外部メモリとして最大32GBまでのmicroSDHCカードがサポートされる。

 カメラはオートフォーカス対応の約320万画素CMOSカメラで、インカメラとして約120万画素のカメラを搭載する。インカメラは自分撮り用で、テレビ電話には利用できない。

 外部端子は、映像出力対応の3.5mmステレオミニジャック、microUSB端子、ドック端子、SIMカードスロットを備えている。

 内蔵のリチウムイオンバッテリーは容量4000mAhで、交換はできない。連続待受時間は約1450時間、連続通話時間は約880分。充電は専用のドック端子から行う。

 大きさは約191×121×12.1mm(最薄部)で、重さは約382g。ボディカラーはChic White。

 なお、仕様では、IEEE802.11aをサポートする点、W-CDMAで1900MHzが追加されている点がGALAXY Sと異なる。

 

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(太田 亮三)

2010/10/5 09:56