イー・モバイルが帯域制御の基準変更日を1週間延期


 イー・モバイルは、通信品質の確保を目的に、通信速度制限の基準を8月24日より変更するとしていたが、準備の都合により運用開始日を8月30日に延期すると発表した。

 6月に発表されている、新しい通信速度制限の運用基準は、24時間ごとに300万パケット(約366MB)を超えて利用したユーザーに対し、当日の21時~翌日2時の間、通信速度制限を実施するというもの。対象となる通信サービスはEMモバイルブロードバンドおよびEMnetで、プリペイドサービスのEMチャージも対象となる。

 なお、通信速度制限の対象となる範囲については、FAQで詳細が公開されている。それによれば、基本的にパケット通信すべてが対象となるものの、通信速度制限はP2Pソフトなどで常時大量の通信が行われる回線の帯域制御を目的としており、ブラウザでの動画サービスの視聴やメール、VoIPなど一般的な利用では、影響がない程度に通信速度制御を実施するとしている。

 



(太田 亮三)

2010/8/23 16:17