Wikipedia収録電子事典「WikiReader」日本語版が登場


 BLUEDOTは、ユーザー間で作成・編集していくインターネット百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」を収録した電子事典「WikiReader ウィキリーダー(日本語版)」(BWR-01)を7月21日に発売する。オープンプライスだが、店頭価格は1万3000円前後に見込み。

 「WikiReader」は、ウィキメディア財団の協力で米Openmokoが開発した電子事典。インターネット接続なしでWikipediaが利用できる。英語版は米国で発売されており、今回、日本語版が登場する。日本語版・英語版・中国語版を合わせて約400万の見出し語が収録されており、日英・英日、日中・中日といった他言語の記事を横断的に調べられる。

 収録されるデータは文字データのみで、表や画像は用意されない。ペアレンタルロック機能(保護者制限フィルター)も用意されており、性的または暴力的というテンプレートがあるものの表示を制限できる。なお、「WikiReader」のWebサイトでは、ソフトウェアを年4回以上公開する予定。

 ディスプレイは3.6インチ、240×208ドットのモノクロ液晶で、タッチパネルに対応する。パッケージには8GBのmicroSDHCカードが同梱される。大きさは100×100×20mmで、重さは約140g(電池含む)。単4電池2本で駆動し、最大1年間動作する。


 

(津田 啓夢)

2010/7/9 12:33