ユネスコの子供向け携帯サイト、自然保護への取り組みを募集


 小学生のための世界遺産プロジェクト(NTTドコモ協賛)は、小学生向けの携帯電話向けサイト「ユネスコキッズ」において、小学生を対象に「10年後いきものレター」の募集を開始した。オープンした。あわせて、全国各地で世界自然遺産を体験できるイベントなどが開催される。

 「ユネスコキッズ」は、自然にふれあう機会を増やして自然に対する考え方を学べるよう、活動するプロジェクト。今年度で5年目となり、2010年には、日本で「生物多様性条約 第10回生薬国会議(COP10)」が開催されることから、10歳になる小学4年生を中心に、成人を迎える10年後に向けて、自然や生物をいかに守るか、考えさせるための取り組みとして「10年後いきものレター」が実施される。これは、普段の生活のなかで、身近にある自然を撮影し、携帯電話で写真とメッセージを投稿するというもの。最終的には、ユネスコパリ本部において、日本の子供による「自然への約束」として届けられる。

 このほか、同プロジェクトの取り組みとして行われる「ユネスコキッズ体験授業」では、北海道の知床や旭山動物園、沖縄県の美ら海水族館を親子で訪れる。また「ユネスコキッズ出前授業」では、世界各地の自然に詳しい有識者が小学校を訪ねて授業を行う。これらの活動内容は、携帯サイトやパソコン向けサイトで掲載される。

 携帯サイト「ユネスコキッズ」では動物の鳴き声などを題材にした着信音、動物のデコメ絵文字などが無償提供されている。同サイトへのアクセスは、iメニューの「お知らせ」→「おススメサイト」から。

 

(関口 聖)

2010/5/21 16:55