大阪でのデジタルラジオ試験放送、6月末で終了


 デジタルラジオ推進協会(DRP)は、2003年10月から行ってきた大阪でのデジタルラジオ実用化試験放送を今年6月末で終了する。デジタルラジオ対応機種を提供してきたauでは、その旨をあらためて案内している。

 DRPでは、2003年10月より東京・大阪でデジタルラジオの実用化に役立たせることを目指し、試験放送を行ってきた。DRPでは、番組制作の手法などで一定の成果を得られたとして判断。アナログテレビ放送終了後に導入される予定のマルチメディア放送に向け、東京での試験にリソースをまとめるため、大阪でのデジタルラジオ試験放送を6月30日をもって終了することにした。

 対応機種を提供してきたauでは、試験放送終了後の大阪でデジタルラジオ機能を利用しようとした場合、画面に放送波が受信できないといったメッセージが表示されると案内しており、ユーザーへの理解を求めている。なお、対応機種はW44S、W51T、W52T、W51SH、W52H、W54T、W54S、W54SA、W56T、W61SA、W61S、W63SAとなっている。

 



(関口 聖)

2010/4/16 11:36