NTTのメタル回線接続料、値上げ幅縮小で補正申請~他社は見直し要望


 NTT東西は26日、2010年度のメタル回線(ドライカッパー)などの接続料について、情報通信行政・郵政行政審議会の答申を踏まえた総務省からの要請に基づき、補正申請を行った。

  2010年度のドライカッパーの接続料金については、NTT東日本は月額1416円、NTT西日本は月額1410円で申請していた。2009年度と比較すると、NTT東日本は93円の値上げ、NTT西日本は32円の値上げとなる。これに対して、KDDIやソフトバンクなどが接続料の凍結と算定方法の見直しを求める要望書を提出していた。

 審議会では、NTT東西に対して未利用芯線のコストなどの再算定を求める答申を発表。これを受けて、NTT東西では値上げ幅を縮小し、NTT東日本は月額1394円、NTT西日本は月額1391円で補正申請を行った。

 これに対して、KDDIやソフトバンクテレコム、イー・アクセスなどの通信事業者19社は26日、NTT東西のメタル回線などについて、接続料の凍結と算定方法の再検討を求める要望書を改めて総務大臣に提出した。

 19社は、答申には再算定を求めるなどの条件が付されたものの、結果として接続料が値上げとなる方向は変わらない状況にあると説明。接続料算定のあり方の再検討を、具体的な目標時期や検討の枠組みを定めた上で、早期に開始することを要望している。

 



(三柳 英樹)

2010/2/26 19:14