ドコモ、「SC-01B」向けにウィルス定義ファイル


SC-01B

 NTTドコモは、26日に発売されたサムスン製Windows Mobile 6.5搭載スマートフォン「SC-01B」向けに、ウィルス定義ファイル(パターンデータ)のVer 1.2の提供を開始した。

 「SC-01B」は、Windows Mobile 6.5搭載でQWERTYキーを採用するスマートフォン。セキュリティスキャンと呼ばれる機能を搭載し、コンピューターウィルスなどを防ぐようになっている。今回提供されるパターンデータ Ver1.2は、新たに11種類のウィルスに対応する。このうち、「J2ME/Boxer.I」と呼ばれるウィルスは、freesms.jarという名称で配布されており、実行するとSMSの送信を試みる。ただし、宛先が不正のため、送信に失敗する。また「WinCE/Sejweek.b」と呼ばれるウィルスは、ユーザーが同ウィルス入りソフトをインストールしてしまうと、一定間隔でインターネットへ接続して、SMSの送信情報を外部サーバーから取得し、この情報に基づいてSMSを送信しようとするが、電話番号が不正のため失敗する。

 パターンデータのアップデートは、手動でも行えるほか、「セキュリティスキャン」の設定を変更すれば自動更新にしておくこともできる。

 



(関口 聖)

2010/2/26 12:10