auの「SH003」に複数の不具合、一部事象では預かり修理


SH003

 KDDIは、シャープ製「SH003」において、カメラ機能やEZアプリなどに不具合があるとして、ソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」の提供を開始した。

 今回明らかにされた不具合は4種類。カメラ機能では、撮影時にズームしようとするとリセットすることがある。また待受画面表示で電界強度/バッテリー残量を示すピクトアイコンが正しく表示されないことがある。またEZアプリが正常に起動しない事象や、データフォルダに保存したファイルが再生できない事象も確認されている。

 原因は、ソフトウェアの不具合。たとえばカメラ関連では、ズーム処理とオートフォーカスの処理が競合してしまい、リセットすることがある。またEZアプリの起動失敗と一部ファイルの再生失敗は連動した事象とのことで、電子ブックデータと災害時ナビデータを再生しようとした場合に発生する。つまり、対象となるアプリは電子書籍アプリと、災害時ナビで、データフォルダ内のファイルも両アプリのファイルということになる。

 これら4種類の事象のうち、待受画面のピクトアイコン、EZアプリ、データフォルダの事象が発生した場合は、「ケータイアップデート」では修復できず、いったんau側に預けて修理する必要がある。事象が発生する前に、ケータイアップデートを適用すれば、これらの事象は解消される。

 ケータイアップデートにかかる時間は最大25分。更新中、他の機能は利用できない。

 



(関口 聖)

2010/2/25 12:10