HTCやHuaweiなどが「JIL」に参加、API公開へ


 ソフトバンク、チャイナテレコム、ボーダフォングループにより設立された合弁企業、ジョイント・イノベーション・ラボ(JIL)は、同社のウィジェットプラットフォームを採用する企業の拡充と、APIを公開する方針を発表した。

 JILは、2008年4月に設立された合弁企業。これまでに米ベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless)が参画することや、LG Electronics、Research In Motion(RIM)、サムスン電子、シャープがJILのウィジェットを採用することが明らかにされていた。

 今回、新たにHTC、Huawei Device、レノボ、ZTEが「JIL 1.2」と呼ばれるバージョンのウィジェットプラットフォームに対応することが発表された。また、あわせてウィジェットのAPIをオープンにし、W3C(World Wide Web Consortium)に対して提供するほか、新たに設立されたWAC(ホールセール・アプリケーションズ・コミュニティ)へ加入する。

 ウィジェットAPIをW3Cに提供することで、「あらゆるキャリアやメーカーが参画できる、オープンなモバイル用開発プラットフォームを整備する」(JILのCEO、ピーター・スー氏)としている。

 



(関口 聖)

2010/2/15 18:58