ドコモ、通信対応デジタル写真立て「フォトパネル 02」を発売


 NTTドコモは、通信機能を備えるデジタルフォトフレーム「フォトパネル 02」を12月22日に発売する。当初はWebサイトでのみ500台限定で先行発売され、量販店やドコモショップなどでは来年1月中旬より販売される。

“デビュー割”適用価格も

 「フォトパネル 02」は、FOMA通信モジュールを内蔵し、携帯電話などから送信された写真を表示できるデジタルフォトフレーム。9インチ(800×480ドット)ディスプレイを搭載し、メッセージ付きの写真を受信すると、メッセージも画面に表示できる。専用料金プラン「定額ユビキタスプラン」、専用サービス「お便りフォトサービス」が契約することになるが、契約をせずに「フォトパネル 02」だけで利用することもできる。なお、ドコモでは「基本的に契約込みで販売する方針」としている。

 ホワイトとブラックの2色が用意されるが、Webサイトでの先行発売では、ホワイトのみ用意される。「フォトパネル 02」の大きさは、約263×177×28mm(最厚部約39mm)、重さはホワイトが約696g、ブラックが約686g。512MBの内蔵メモリ(ユーザー領域は約256MB)、SDHCカードスロットを備え、写真を約1700枚(1枚約150KBの場合)保存できる。ロールページやワイプなど16種類の効果付きでスライドショーが利用可能。JPEG/プログレッシブJPEG/BMP/GIF画像の表示に対応する。FOMAプラスエリア対応で、時計/カレンダー表示機能、自動時刻補正、無線経由の自動更新機能が用意されている。ドコモの携帯電話以外に、他社の携帯電話やパソコンから送付した写真も表示できる。

 価格は2万円程度になるとのことだが、新規契約者向けの割引キャンペーン「デビュー割」が適用され、1台購入すると1万4280円、2台購入すると1万8480円(1台あたり9240円)となる。「デビュー割」は新規契約者向けだが、既存のドコモユーザーであっても、「フォトパネル 02」を購入する際に「定額ユビキタスプラン」を契約すると新規契約となるため、デビュー割適用対象となる。

専用プラン、「月額980円に抑える」ことも可能

 専用サービス「お便りフォトサービス」(月額210円)は、今回新たに「フォト配信機能」「送信予約機能」「お届け確認機能」が追加された。フォト配信機能は、あらかじめ用意されたコンテンツが自動配信されるというもの。世界遺産や動物、パラダイス山元による「マン盆栽」といった写真のほか、フォトニュースや「いろ占い」も利用できる。

 送信予約機能は、「フォトパネル 02」を遠隔管理する“管理者”と、写真を送付できる“参加者”が利用できるもので、あらかじめ写真を送付する時間を指定しておける。1人あたり最大5枚まで送信予約できる。「お届け確認機能」は、その名の通り、送信した写真が届いたかどうか、チェックできるというもの。「フォトパネル 02」が設置されている家に住むユーザー(設置者)が届いた写真を確認せず、未読が一定時間続くと、送信した人(あらかじめ指定したユーザー)へ未読ということが通知される。

 これら新機能のうち、「フォト配信」のみ、「フォトパネル 02」で利用できる。「送信予約機能」「お届け確認機能」は、先代モデルの「フォトパネル 01」でも利用できる。

 料金プランの「定額ユビキタスプラン」は、月額490円~9765円、1パケット0.084円(無料通信分1000パケット)で、10万パケットまで980円、それ以上は従量制となるプラン。ただし「通信ストップ機能」が用意されており、10万パケットに達すると、それ以上は通信しないよう設定できる。10万パケット以上、通信できるようにするには管理者が設定を変更することになり、「フォトパネル 02」側で設定変更はできない。

 今回の「フォトパネル 02」発売にあわせ、従来のキャンペーンが延長され、2010年4月30日まで「お便りフォトサービス」の利用料(月額210円)は無料に、「定額ユビキタスプラン」の料金は上限980円となる。

 



(関口 聖)

2009/12/21 16:49