UQ、屋内エリア整備に向けWiMAX小電力レピータ導入へ


 UQコミュニケーションズは、総務省に対して、屋内と屋外ともWiMAXでリレーするWiMAX/WiMAX小電力レピータの包括免許を申請したと発表した。

 WiMAX/WiMAX小電力レピータは、WiMAXの電波を屋内に引き込むためのいわゆる中継局のこと。同社は9月に屋内に引き込んだWiMAX電波を無線LANで利用するWiMAX/Wi-Fiレピータを発表しており、今回は屋外屋内ともWiMAXでリレーするものとなる。いずれも京セラと共同開発した。

 免許申請は2010年早々に認可されるとみられ、UQでは2009年度内のレピータ導入を予定している。レピータによって、ホテルロビーや地下街などの屋内施設、住宅、オフィス、鉄道などの屋内エリア整備を進めていく方針だ。

 なお、導入当初はまず、UQの計画に従ってエリア整備が進められ、その後、要望を受け付けていくという。UQでは、2009年度末までの屋外基地局開局数を当初予定の4000局から6000局に拡大してエリア展開しており、同社広報部では、今回のレピータが1つの基地局としてカウントされるかどうかは未定と話している。

 



(津田 啓夢)

2009/12/18 15:58