ドコモのiコンシェル、データ共有が可能に


 NTTドコモは、行動支援型情報サービス「iコンシェル」で、新たに「データ共有機能」を追加した。家族や友人とグループを作って、グループ内でスケジュールなどを共有できる。

 iコンシェルは、鉄道の運行情報や居住地付近の天候などを配信するサービス。2009年冬モデルで導入された「オートGPS」にも対応し、終電が近づくと通知されるサービスや旅行先の天候などを知らせるサービスなども利用できるようになった。仕組みとしては、定期的にサーバーと通信することで、ユーザーが指定した条件にマッチするコンテンツを配信する、というもの。iコンシェルを契約すると、アドレス帳などのデータをサーバーへアップロードする「ケータイデータお預かりサービス」(旧名称:電話帳お預かりサービス)も自動的に利用することになる。

 今回スタートした「データ共有機能」は、11月10日の新機種発表時に明らかにされていたもので、サーバーにアップロードしたスケジュールや画像を、家族や友人などと共有できる。共有先となる「グループ」は、サーバー上のアドレス帳データを元にユーザー自身が作成することになる。追加できるのはiモードユーザーのほか、EZweb、Yahoo!ケータイ(ディズニー・モバイル)、イー・モバイルのユーザーとなる。ただし、グループの作成・編集・削除やスケジュール/画像の追加・変更・削除はiコンシェルユーザーのみ利用できる。ユーザーは最大10グループ、1グループあたり最大30人まで追加できる。

 作成したグループに、スケジュールや画像を追加すれば、他のユーザーと共有できる。グループ内のiコンシェルユーザーには、インフォメーション機能で自動通知され、共有スケジュールも端末内のスケジューラーへ自動登録される。その他のユーザーにはメールで共有データが通知され、Webブラウザ上でデータを確認することになる。

 

(関口 聖)

2009/12/16 17:43