ドコモの料金システムに障害、全国に影響


 NTTドコモは12月1日、料金システムに障害が発生していることを明らかにした。

 同社広報部によれば、12月1日より、料金システムの一部に不具合があったため障害が発生しているという。障害の対象は全国。詳細については不明で今後明らかにされる。ドコモでは、復旧次第、順次停止措置などを講じるとしている。

 ドコモの報告では、不具合の対象となるユーザーは契約状態や利用状況に応じて多岐にわたっている。

 まず、リミットプラス、タイプリミット、タイプリミットバリュー、ファミリーワイドリミット、ファミリーワイドリミットバリュー、iモード情報料リミット、iモード公式有料サイトを利用しているユーザーは、リミット上限金額を超えた場合でも発信停止や有料サービスの追加登録制限がされない。また、iモード情報料リミットを適用していない場合、iモードの情報料が10万円を超えても追加登録制限がなされない。

 さらに、国際ローミングサービス「WORLD WING」を利用しているユーザーは、利用停止目安額を超過した場合でも利用停止とならず、一定額到達通知サービスのユーザーは、通知金額に達した場合でも通知メールが送信されないとしている。

 このほか、ドコモの料金案内(My docomo版/iモード版/アプリ版/自動音声ガイダンス)や、利用料金管理サービスでは更新が遅延している。

 NTTドコモでは現在、復旧に向けて作業進めており、復旧時間が確定次第、あらためて報告するとしている。また、該当ユーザーへの今後の対応については、ユーザーへの影響などを考慮した上で決定される予定だ。

 

(津田 啓夢)

2009/12/1 21:13