「ケータイWi-Fi」などに対応した「jigムービー」最新版


 jig.jpは、携帯電話向け長尺動画が生成・配信できるソフトウェア「jigムービー Ver.5.0.0」の販売を開始した。最新版では、ソフトバンク向けにも長時間の動画コンテンツが提供できるようになる。

 jigムービーは、携帯電話向けにパケット通信による映像配信ができるプラットフォーム。従来はドコモ向けの映像配信がサポートされていたが、最新版では、ソフトバンクの無線LANサービス「ケータイWi-Fi」に対応、ケータイWi-Fi対応モデルにjigムービーを利用した動画コンテンツが配信可能になる。

 なお、従来のバージョンでエンコードした動画コンテンツは再エンコードすることなく利用できる。「ケータイWi-Fi」では当初、VOD(Video On Demand)版のみ提供されるが、ドコモ向け動画と同様にライブ配信(RT版)もサポートされる予定。

 ライセンス価格は、「jigムービー エンコーダー」「jigムービー リアルタイムエンコーダー」ともに各20万7900円で、再生用プレーヤーも含まれている。「jigムービー Ver.5.0.0」へのバージョンアップも同額。エンコーダーの対応OSは、Windows7/Vista/XP/Server 2003となり、64bit版は動作保証外。

 「jigムービー」で生成された動画は、ドコモのFOMA各機種で再生できるほか、「ケータイWi-Fi」対応の「940SH」に対応する。今後、「ケータイWi-Fi」対応機種が順次サポートされる予定。

 このほか、jigムービーは、11月18日~20日開催の展示会「InterBEE2009」において、富士通の「ライブ映像配信-LiveOnDemand-」に採用された。

 



(津田 啓夢)

2009/11/20 14:57