Windows phone「Marketplace」に多数のコンテンツプロバイダ参入


 マイクロソフトは、OSにWindows Mobileを搭載した「Windows phone」向けのコンテンツストア・サービス「Windows Marketplace for Mobile」(Marketplace)を発表した。11月12日には都内で「Windows phone」の発表会が開催され、Marketplaceについても概要が解説されるとともに、参加を表名したコンテンツプロバイダー各社がアプリを紹介する展示を行った。

 MarketplaceはWindows Mobile 6.x向けに提供されるコンテンツストア・サービスで、端末上でアプリを選んで購入・ダウンロードし、インストールすることが可能。パソコンからブラウザでMarketplace専用Webサイトにアクセスすることもでき、アプリの購入や管理が行える。

Marketplaceの概要、対応端末で利用できる今後もアプリは拡大

 11月12日時点では30社が参加を表明しており、ゲームや辞書、天気、電子コミック、地図・ナビゲーション、日本語入力、サーバーソフト、グルメ情報、着うたフルランキングなどのアプリの提供が明らかにされている。

 参加表明した30社は以下の通り(50音順)。

・アプリックス
・アルク
・イースト
・イーブック イニシアティブ ジャパン
・ウェイズジャパン
・ウェザーニューズ
・エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ
・カプコン
・コナミデジタルエンタテインメント
・さいソフト
・サン電子
・ジー・モード
・J-WAVE
・集英社
・スティング
・セガ
・ゼンリンデータコム
・タイトー
・ZENER NET WORKS
・ニーニヤス
・ネクステッジテクノロジー
・ハドソン
・ファイン
・富士ソフト
・フリービット
・ボトルキューブ
・ライブウェア
・リクルート
・レコチョク
・ロゴヴィスタ

 

各社の展示の様子

集英社DRAGON BALLはまずは無料体験版が配信予定
元セガの中祐司氏の会社、プロペは新規タイトル「アイビィ・ザ・キウィ?」を発表プレイヤーは主人公を直接操作できず、ツタを描いて間接的に操作しゴールを目指す
カプコンはバイオハザードの映画版を3Dアクションで配信タッチ操作も作り込まれ、しっかりとタッチしてアクションを起こせる
コナミデジタルエンタテインメントは「DDR」を配信音楽に合わせて矢印をタップする
こちらはコナミの名作シューティング「ツインビー」ユーザーからの要望も多いというコナミ「グラディウスII」も
セガは3タイトルを発表左は往年の名作「ベアナックル」、右は3Dの野球ゲーム
ハドソンは定番のボンバーマンと高橋名人の冒険島を用意懐かしの名作「高橋名人の冒険島」は横スクロールアクションゲーム
タイトーはパズルボブルタッチ操作で直感的に方向を操作できる
サン電子は上海を用意こちらはすでに配信を開始。国内でもサービス開始と同時に購入できる
ジー・モードは海外向けを含め多数のタイトルを用意定評のあるカジュアルゲームをラインナップ
フリービットは端末にサーバー機能を持たせる「ServersMan」のWindows Mobile版をMarketplaceでも提供する付加機能として、端末に保存した写真をサーバー上で公開し、URLをメールで送ることが可能。現在地を地図サービスに送信する機能も備えている
アプリックスはコンテンツプロバイダー向けソリューション「MGD」を展示。iアプリを数十秒でWindows Mobile向けアプリに変換できる。多くのゲームメーカーに採用されているMGDを採用したコナミのゲーム。3Dゲームも変換できる
リクルートはホットペッパーのアプリアプリでクーポン情報をゲットできる

 



(太田 亮三)

2009/11/12 21:23