防水・折りたたみ型で薄さ11.6mm「T003」

シトラスグリーン

　「T003」は、最薄部11.6mmを実現した防水対応の折りたたみ型端末。10月下旬に発売される予定で、店頭想定価格は4万円台後半となる見込み。

　IPX5/7相当の防水性能を実現し、折りたたみ型で最薄部11.6mmという超薄型を実現した東芝製のCDMA 1X WIN端末。防水ケータイに見えないぐらい薄く、そしてシンプルな端末として開発された。バッテリー部分にこれまであった基板をヒンジ近くに持ってくることで薄型化を実現しており、カメラなどの部材が小さくなったことなども薄さに貢献しているとのこと。また、ボディにステンレスを採用することで、薄型化で差し引かれる強度が保たれている。

　説明員によれば、シンプルで飽きの来ないデザインを目指したという。そのためターゲットは幅広く、20～50代の男性や30代の女性になる。ボディカラーはシトラスグリーン、ルミナスレッド、グラファイトブラックの3色展開で、このうち、シトラスグリーンとルミナスレッドは、塗装が4層に塗り重ねられている。ステンレスの上に塗装を重ねたことで、従来よりも奥行きのあるパネルに仕上げたとしている。グラファイトブラックは指紋の付着が目立たないマット仕上げを採用する。

　シンプルかつ防水性能を実現するため、側面部にボタンなどは配されていないが、microSDHCカード（最大16GB）スロットや外部接続端子は側面部に用意されており、それぞれカバーがパッキン処理されている。ボタン部は、凹凸感の感じられる立体キーを搭載する。

　ディスプレイは約3.0インチ、480×854ドット、約26万色表示のTFT液晶。のぞき見防止モードも用意されている。カメラは約322万画素のCMOSカメラを搭載。

　ワンセグに対応し、「REGZA」の映像技術が採用されているほか、「REGZA」と連携する「レグザ」リンクに対応する。ワンセグの視聴時間は約3時間で、16GBのmicroSDHCカードを利用すれば約83時間30分のワンセグ映像が記録できる。バックグラウンド録画やタイムシフト再生に対応する。さらに、ダビング10もサポートしており、ダビング10適用番組を端末のデータフォルダに録画した場合、9回までメモリカードにコピーできる。

　デイリーコンサイス国語辞典/英和辞典/和英辞典など辞書がプリセットされており、追加ダウンロードも可能。メール送信に失敗した際にバイブレーション機能で通知する機能なども用意されている。

　このほか、GPSやおサイフケータイ、赤外線通信、Bluetoothが利用できる。グローバルパスポート CDMA、ダウンロードフォント、絵文字お好みパレット、PCドキュメントビューア、ダウンロード対応の電子辞書などがサポートされる。前モデルの「T002」はBluetoothに非対応だったが、今回は利用できるようになった。その一方で「T003」はGSM方式には非対応となっている。「T002」に先行してプリセットされた新しい電子ブックアプリは「T003」にもプリセットされている。

　連続通話時間は約240分で、待受時間は約260時間。大きさは約115×50×11.6mmで、重さは約118gとなる。

ルミナスレッド	グラファイトブラック