ドコモ、「iD」「DCMX」アプリで注意喚起


 NTTドコモは、902iSシリーズ以前など一部のおサイフケータイで、「iD設定アプリ」「DCMXクレジットアプリ」のパスワード機能に関し、操作を終了するたび終話ボタンを押してアプリを終了するよう注意を促している。

 対象となる機種は、902iSや702i以前の機種、らくらくホン プレミアム、703iDとなる。これらの機種で、「iD設定アプリ」「DCMXクレジットアプリ」のパスワードを設定していた場合、起動時にパスワードロックを解除し、そのまま放置しておくと、おサイフケータイ(iモード FeliCa)機能が利用できなくなることがある。

 903iシリーズ以降の機種では、アプリ起動時、自動的にバージョンアップ処理が行われるため、不具合は発生しない。902iSシリーズや702iSシリーズなど、不具合の対象機種では、iアプリのサイズの仕様上、不具合解消版アプリにバージョンアップできないため、今回「パスワードロックを解除したまま放置しない」よう呼びかけることになった。

 ドコモによれば、不具合が発生する具体的な放置時間については、一概には言えないとしている。また、機種ごとのiD/DCMXユーザー数は把握いないため、不具合対象となるユーザー数も不明という。

 もし、事象が発生し、おサイフケータイ機能が利用できなくなれば故障修理として対応する。

 



(関口 聖)

2009/10/15 15:44