ソフトバンクリブラ、店頭提案型の携帯健康管理サービス「リフラ」


 ソフトバンクリブラは、携帯電話を使った健康管理サービス「リフラ」の提供を開始した。テレコムサービスが運営するソフトバンク携帯取扱店で受け付ける。

 「リフラ」は、体重や体脂肪、摂取カロリー、血圧、歩数などの記録や、それらをグラフ化するサービスなどが利用できる携帯電話向けサービス。疾病予防やダイエットに活用できるほか、女性向けに基礎体温の管理や生理日予報などにも利用できる。

 また、看護師や栄養士、薬剤師などの資格を持つ専門家が健康に関する相談を電話で受け付けるサービス「健康相談24」も提供される。詳細な体制は非公開となるが、数十名のスタッフで運用される。

 さらに、会員には無料チケットやクーポン、「リフラ」協賛企業による優待サービスなども提供される。フィットネスクラブやエステティックサロンの限定クーポンや、健康食品や美容グッズ、サプリメントが会員価格で購入できる優待サイトもオープンした。ソフトバンクリブラはネットプライスと業務提携し、この会員向け携帯通販サイト「リフラギャザ」を展開する。

 サービスの利用料は315円で、最大2カ月間無料で試用できる。ソフトバンクやディズニーモバイルの3G端末に対応する。iPhone版も今後対応予定となっている。

携帯ショップの高いコンバーションレートを活用

 なお、「リフラ」はYahoo!ケータイの公式サービスではなく、一般サイトとなっている。サービスの展開方法も通常とは異なり、携帯電話販売を手がけるテレコムサービスとその代理店が運営するソフトバンク携帯電話取扱店(ソフトバンクショップ、併売店含む)、全国1000店舗で登録を受け付ける。

 ソフトバンクリブラによれば、自社でプロモーション展開するよりも、ショップ店頭におけるサービス提案の方が登録率が高いと判断したからという。ショップ店頭で、「留守番電話機能をつけませんか?」などと提案するのと同様に、「リフラ」を提案していくという。なお、登録を受け付ける全国1000店舗の携帯ショップには、月間40万人が来店するとしている。会員は、サービス開始1年で約50万人を見込む。

 ソフトバンクリブラでは、「リフラ」の会員向けクーポンの提供や、リフラを通じてプロモーション展開したい企業を募集している。登録料は初回2万円、掲載料月額1万円となるが、10月31日までに申し込んだ企業向けのキャンペーンも用意されている。

 

(津田 啓夢)

2009/10/8 15:04