三洋、携帯が太陽光で充電できるポータブルeneloop機器


 三洋電機は、充電池「eneloop」の商品ラインナップとして、太陽光で携帯電話が充電できるポータブルソーラーセットを8月10日から発売する。

 今回発表されたモデルは、ソーラーパネルを1面搭載したシングルタイプ「シングルポータブルソーラーセット」(SSL-SBSL3AS)と、2面搭載の「ツインポータブルソーラーセット」(SSL-SBWL3AS)の2モデル。ボディカラーはいずれもシルバーとなる。

 ソーラーパネルは、三洋電機のHIT太陽電池を搭載する。日当たりのいい窓際に設置したり、付属のフックで窓に吊るして充電したりできる。太陽光から蓄えられたエネルギーは、パッケージに同梱されるリチウムイオンバッテリー「eneloop mobile booster」(KBC-L3A)に充電される。このバッテリーはUSB出力が可能で、携帯電話やゲーム、ポータブル音楽プレーヤーなどの充電ができるとしている。

 なお、晴天時に1時間のソーラー発電し、携帯電話で連続通話を行った場合、「シングルポータブルソーラーセット」で約20分、「ツインポータブルソーラーセット」で約40分相当の充電が可能としている。ソーラーパネルから「eneloop mobile booster」に満充電する場合、シングルタイプで約3日間、ツインタイプで約1.5日かかる。USB充電も可能で、その場合は約7時間。

 大きさは、シングルタイプが174×204×26mmで、ツインタイプが174×404×26mm、「eneloop mobile booster」が70×39×22mmとなる。重さは、シングルタイプが約230g。ツインタイプが約420g、「eneloop mobile booster」が約70g。

 価格はいずれもオープンプライスとなるが、店頭価格はシングルタイプが9000円、ツインタイプが1万4000円程度になる見込み。

シングルポータブルソーラーセットツインポータブルソーラーセット

窓に吊るして充電窓際に置いて充電

 このほか三洋電機では、充電式のネックウォーマー「eneloop neck warmer」などを9月1日から発売する。こちらも電源部は「eneloop mobile booster」となるため、携帯電話などの充電も可能としている。価格はオープンプライスで、店頭価格は7000円程度になる見込み。

 「eneloop mobile booster」は9月から単品販売を開始される予定で、店頭価格は4000円程度になる模様。いずれの製品も量販店やネット通販などで購入できる。

 なお、携帯電話の充電は、純正品以外で行った場合に保証の対象外になる場合がある。利用者の自己責任で利用することになるため注意されたい。

eneloop neck warmer

 

(津田 啓夢)

2009/8/5 18:29