イオンと日本通信、月額980円プランも用意したSIM製品を店頭販売


イオンで販売される「b-mobile SIM」のパッケージ

 イオンリテールと日本通信は、NTTドコモのネットワークを利用した3Gデータ通信サービスの販売を開始した。イオンの14店舗でまずは販売され、3つのプランが取り扱われる。

 今回提供されるのは、ドコモのネットワークで通信できる日本通信のSIMカード製品「b-mobileSIM」。購入したユーザーは、別途、端末を用意することで、データ通信サービスが利用できる。単体では音声通話は利用できないが、日本通信のモバイルIPフォン(月額490円)を契約することもできる。

 プランは、月額980円(ベストエフォート100kbps)、月額2980円(ベストエフォート400kbps)、月額4980円(ベストエフォートMbps)と、3種類用意される。このうち、月額4980円のプランは、動画など大容量コンテンツも楽しめるよう、Mbps級の速度でサービスが利用できる。端末は、日本通信提供のものか、技適マークを備えるSIMロックフリー端末。

 イオンでは、これまでも同社グループのイオンニューコムが携帯電話販売を手がけてきたが、来店客の多くを占めるシニア層や主婦層では、通話中心ながらメールやSNS程度と、比較的ライトな使い方を求める傾向が強いものの、現在の携帯電話サービスでは期間拘束型契約や解約金などがついてまわることから、より気軽に契約できるサービスとして、日本通信と協力して店頭で販売することになったという。

 



(関口 聖)

2011/6/10 15:55