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クリアな通話品質が特徴の通話アプリに内線向けの法人版「LCPhone」

クリアな通話品質が特徴の通話アプリに内線向けの法人版「LCPhone」

 オーエスエスブロードネットとクアッドシステムは、通話アプリの法人版「LCPhone」の提供を開始した。利用料は1番号につき月額100円(税抜、以下同)で、最低利用数は30番号から。初月は無料。

 今回提供が開始された「LCPhone」は、LTEやWi-Fiなどのスマートフォンのデータ通信を利用する通話アプリ。サンプリングレートが48kHzで、CD音質以上とうたう通話アプリ「SkyPhone」をベースに法人版にしたもので、主に社内利用や内線電話網の代替サービスと位置づける。パケット量の目安は1分で0.36MB。ビジネス機能は今後も拡充される予定。

 専用の仮想マシンがクラウド上に用意され、セキュアなプライベート網として提供される。番号管理や属性登録も一括受託される。仮想マシンは、初期セットアップと100番号までの電話帳作成が、初期費用として1万9800円かかる。クラウドの利用料は1番号あたりの利用料に含まれる形。

 アプリはAndroid版が提供されており、iOS版は10月下旬に提供される予定。アプリでは、着信音の選択やバイブレーション、通話品質の設定、通話中のミュートやスピーカーフォン、ノイズキャンセルのオン・オフなどの機能を利用できる。

 「LCPhone」は現在、アプリがインストールされたスマートフォン同士でのみ通話でき、固定電話や携帯電話、ほかのIP電話には接続できない。これらとの接続や、電話会議機能、「SkyPhone」との接続機能などは、2018年春以降に一部有料で提供される予定。

クリアな通話品質が特徴の通話アプリに内線向けの法人版「LCPhone」