ニュース

クラウド録画カメラのセーフィーにオリックスや関西電力が出資

販路拡大と画像解析技術の開発促進を狙う

セーフィーの佐渡島隆平社長

 セーフィーは、オリックス、関西電力、キヤノンマーケティングジャパン、NECキャピタルソリューション運営ファンド、ティーガイアなどに対する第三者割当増資による総額9.7億円の資金調達と、各社との資本業務提携を実施すると発表した。

 セーフィーでは、クラウド録画カメラサービスを提供しているが、今回の提携により、各社の販路を通じて自社のソリューションの普及を促進する。あわせて画像解析などの技術開発を加速させ、単なる監視カメラではなく、“未来を可視化する画像解析プラットフォーム”を実現し、街や地域の安心や施設の防犯・安全管理、防災支援、ビジネスの効率化・円滑化、マーケティング支援、映像コンテンツとしての活用など、さまざまなサービスの可能性を探っていくとしている。

 9月28日に都内で開催された発表会では、佐渡島隆平社長が工事現場やホテルなど、人手不足が問題となっている業界において、すでに同社のソリューションが有効であることが確認され始めていることを紹介した上で、今回の出資者とともに「新しいビジネスの芽を一緒に作っていきたい」と述べた。

NECの顔認証ソリューションと組み合わせた事例