TONE、「標準モード」の速度上限を撤廃～深夜・早朝帯はより高速に【訂正】

　トーンモバイルは、MVNO「TONE」において、通信速度の上限設定を8月1日より撤廃する。

　TONEは料金プランとして、月額1000円の「基本プラン」のみを提供している。同プランの「標準モード」は通信速度が実効で500～600kbps程度になるよう制限されており、別途「高速チケット」を購入することで高速通信を利用できるようになっている。

　この「標準モード」時の通信速度の上限について、TONE 代表取締役社長の石田宏樹氏は、「8月1日より撤廃する」と表明。標準モードでも高速チケットの適用時と変わらない速度で利用できるようになった。実効速度は500kbps程度とこれまでと変わらないが、帯域に余裕がある早朝や深夜帯には、高速チケットを使わず快適に通信できるようになる。

　なお、標準モードでは、動画視聴やアプリのダウンロードはできないように制限がかけられているが、この制限については存続する。標準モードの上限撤廃以降は、「高速チケット」は、動画視聴やアプリのダウンロード時をする際に利用する形となる。

【お詫びと訂正 2017/07/25 16:11】
　初出時、8月1日より撤廃される制限を「3日間の容量制限」としていましたが、これは誤りです。正しくは、「標準モードの通信速度の上限」となります。お詫びして訂正いたします。

TONEのサービスを紹介するトーンモバイルの石田社長

TSUTAYAコンテンツのカウントフリーも

　TONEは「TSUTAYAのスマホ」としてこれまでTSUTAYAや蔦屋書店の店内に出店する形で実店舗展開を拡大してきた。この新たな展開として、TONE上でTSUTAYAの動画コンテンツの通信を無料にする「カウントフリー」の導入を予定していることが、石田氏より明らかにされた。

　TSUTAYAは動画配信サービス「TSUTAYA TV」を運営しており、このサービスで動画を視聴した際の通信料無料で利用できるようになるという。現在調整中としており、提供時期は明らかにされなかった。