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子供の3割は「SNSで生活習慣に悪影響」、その保護者はセキュリティ対策を重視

 SNSを利用する子供の95%がLINEを利用、3割がSNS利用で何らかのトラブル――トレンドマイクロは、小学校4年生~中学校3年生の保護者618名を対象にした調査結果を発表した。調査対象は、スマートフォンでSNSを利用する子供を持つ保護者で、調査期間は4月20日~22日。

 調査対象のうち、子供が利用するSNSで最も多いのは「LINE」で94.2%と大勢を占めた。Twitterは27.0%、Facebookは20.2%、Instagramは15.5%、Google+は10.7%だった。

 「SNS利用中、何らかのトラブルを経験した」という子供の保護者は26.2%だった。具体的なトラブルは「SNSに熱中して、勉強など生活習慣に悪影響が出てしまった」が13.9%で最も多かったほか、「他人に勝手にログインされた(5.3%)」、「暴力、薬物、性的描写などを含む有害なサイトを閲覧した(5.2%)」といったものもあった。

 子供がSNSを利用する際のセキュリティ対策としては、「不審なサイトへのリンクをクリックしない」「URLフィルタリング」「SNSで公開する情報を必要最低限に留めるよう教える」などが挙がった。そうしたセキュリティ対策をとっている保護者は、トラブル経験がある子供を持つ場合は88.9%となるのに対して、経験がない場合は66.8%に留まり、20ポイント以上の違いが出た。