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「歩行速度のチェックで健康寿命を延ばせるスマホ」、InfoDeliverから
2017年6月21日 13:13
InfoDeliverは、“健康寿命を延ばせる”とうたうスマートフォンとMVNO型のサービスをセットにした「いきいきスマホ」の提供を開始した。歩行速度を測定し病気のリスクを減らそうとするアプリがプリセットされている。利用料は月額3980円(端末代含む、税抜/以下同)、2年経過後は端末代金の支払いを終えて月額2780円となる。端末を一括購入する場合の価格は2万8800円。
「いきいきスマホ」は、富士通製のAndroidスマートフォン「arrows M03」に、歩行速度を測れるアプリをプリセットしたもの。ホーム画面はシニアの利用を想定したものがプリセットされているが、一般的なホーム画面に変更することもできる。
プリセットされる歩行速度測定アプリ「未病テック・アプリ」は、東京都健康長寿医療センターの大渕修一医学博士が監修しInfoDeliverが開発したもの。歩行速度は加齢とともに遅くなるものの、老いても一定の速度を維持できる。InfoDeliver子会社で「いきいきスマホ」を提供するIBSによると、歩行速度が分速48mよりも遅くなると、幹線道路のような広い道路を信号が青のうちに渡りきることが難しくなり、認知症や要介護のリスクが高い状態と見なせるという。歩行速度を日頃から計測しておき、速度が遅くなってくれば運動習慣を改善することに繋げられるとのことで、歩行速度が健康度の度合いを客観的に示せる指標になり得る。これまでに北海道伊達市と連携した実証実験も行われた。
歩行速度を継続的、かつ高い精度で測定できるよう「未病テック・アプリ」が開発されたものの、シニア層のスマートフォンの利用を広げる目的で、今回、MVNOサービスとして「いきいきスマホ」が提供されることになった。パッケージには、スマートフォンの使い方を紹介するガイドが付属するほか、電話サポートも無料で利用できる。