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ビックカメラ、店頭でビットコイン決済を試験導入

有楽町店、ビックロ新宿東口店で4月7日から

 ビックカメラは、仮想通貨のビットコインによる店頭での決済サービスを4月7日から試験的に導入する。対応するのはビックカメラ有楽町店と、ビックロ ビックカメラ新宿東口店。

 今回のビットコインへの対応は、国内大手ビットコイン取引所のbitFlyerのシステムを導入し実現した。ビットコイン決済では、ビットコインのウォレットアプリを使用。決済時に店側から提示される、金額が記されたQRコードをウォレットアプリで読み込むことで、ビットコインによる決済が行える。bitFlyerでは、「bitFlyer ウォレット」をiOS向けに提供している。決済時のウォレットアプリ自体は、bitFlyerに限らず、一般的なビットコインのウォレットアプリを利用できる。

 ビックカメラでのビットコインの利用上限は1会計につき10万円相当分まで。ほかの決済方法との併用も可能。ビックカメラのポイントカードを提示すれば、現金と同じ還元率でポイントが付与される。

 ビックカメラでの導入を記念したキャンペーンも実施される。4月19日までの期間中、「bitFlyer ウォレット」でビットコイン決済をした先着200名に、500円相当のビットコインがプレゼントされる。また「bitWire SHOP ver2.1」に登録した人の中から抽選で200名に500円相当のビットコインがプレゼントされる。

 ビックカメラでは、改正資金決済法の施行でビットコインの普及が見込まれるとしているほか、海外からの観光客のビットコイン決済の利用も見込む。

 ビットコインは、ブロックチェーン(分散型台帳)と呼ばれる技術を使用した、ネット上で利用する「分散型仮想通貨」。国内外で利用されており、特に中国で取引が多いとされる。日本ではDMM.comなど一部でビットコイン決済への対応が始まっている。