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LINEの新戦略はクラウドAI基盤、スマートスピーカー「WAVE」を今夏発売へ

 LINEは、クラウドAIプラットフォームの「Clova」を発表し、これを活用したスマートスピーカー「WAVE」を初夏に日本と韓国で発売すると発表した。

「WAVE」、初夏に日本と韓国で発売

 クラウドAIプラットフォームの「Clova」は、NAVERと共同開発されているもの。LINEでは、情報とそのインターフェイスは、AIの進化により目や口、耳といった五感を通じたAIに変わっていくと確信したとし、LINEの新たな戦略として「Clova」に取り組むとしている。

 今後、「Clova」搭載のアプリ「Clova app」が提供される。また、LINEとして初めての自社開発のデバイス「WAVE」を日本と韓国で初夏に発売する予定。「WAVE」はバックグラウンドにクラウドAIプラットフォームを持つスマートスピーカーで、ニュースや天気といった情報サービスのほか、音声で家電の操作を行える機能、オーディオブックの読み聞かせ機能などが搭載される。

 LINEはまた、参考公開として、ディスプレイを搭載したスマートディスプレイ「FACE」も公表、こちらは2017年の冬に提供する予定としている。

参考公開「FACE」、2017年冬に提供予定

 LINEはさらに、ソニーモバイル、タカラトミーなどとパートナーシップを推進していくことも発表。「Clova」を活用する製品やサービスの展開を推進していく方針を明らかにしている。