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Jリーグ独占配信の「DAZN」、開幕戦2試合で配信失敗
2017年2月27日 13:58
英Perform Groupは、2月26日に開催されたJリーグ第1節のライブ配信において、一部試合のライブ配信で視聴できない状態が発生した件について、原因などを公表した。
ライブ配信で視聴できない不具合が発生したのは、J1リーグ「ガンバ大阪 vs ヴァンフォーレ甲府」と、J2リーグ「愛媛FC vs ツエーゲン金沢」の試合。どちらも16時50分前後から視聴できない状態が続いた。また、J2リーグ全試合の見逃し配信も視聴できない状態だった。
Performによれば、「配信映像へ方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差が起因したと予測される」とのことで、障害の対処を試みるも「非常に稀な事象であったため即時復旧に至らず時間を要した」としている。中継制作による障害ではないとし、Jリーグ側からも「DAZN側に引き渡した中継映像データには問題はなかった」と公表されている。
DAZNでは「ガンバ大阪 vs ヴァンフォーレ甲府」について、緊急措置としてGoal.comにて18時30分からライブ配信を行った。またJリーグのYouTube公式チャンネルにて、20時28分から「ガンバ大阪 vs ヴァンフォーレ甲府」を、23時53分から「愛媛FC vs ツエーゲン金沢」の試合を配信した。
27日に入って、不具合のあった試合をDAZNのオンデマンド配信で配信し、見逃し配信についても随時対応された。
ユーザーへの今後の対応については、詳細が決まり次第案内するとしている。
DAZNは、NTTドコモと共同で、ドコモのユーザー向けに料金体系が異なる「DAZN for docomo」も提供しているが、配信プラットフォームは共通のため、視聴できない不具合は同様に発生した。ドコモ側でも不具合の発生などについてお知らせを掲載する予定で、ユーザーへの対応は「現在検討中」としている。