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MetaMoJiの法人向け「GEMBA Note」にリアルタイムの共有ノート機能など追加

法人の2in1タブレット向けにキーボード入力対応の「mazec IME」も発表

 MetaMoJiは、建設業などの現場業務向けの法人向けデジタルノートアプリ「GEMBA Note」をバージョンアップし、新たに共有ノート機能や管理者向け機能などを追加した。最新版の提供は2016年12月からで、iOSに対応する。Windows版の提供も2017年2月から開始される予定。

 今回のバージョンアップ(Ver.3)により、リアルタイム伝搬技術「Share」による、複数人での同時書き込み可能な共有ノートを作成可能。例えば設計図などが各工程の担当者により個別に更新されていくところを、共有ノートでは複数人でひとつのデータを参照しながら情報を加えたり更新したりできるようになる。

 また管理者視点で現場の情報を集約できる「マネジメント・コンソール」機能が新たに搭載されるほか、現場に置かれているセンサーやカメラといったさまざまな装置や入力機器と連携を強化する仕組みが用意される。

 カレンダーもiPadなど端末内蔵のカレンダー情報を取り込むことができるようになり、クラウド経由でメンバー全員が最新の情報を共有できるようになる。例えばこれまでなら事務所のホワイトボードに書き込んで情報共有している機材の管理といったスケジュールを、全員が最新の状態で即時に共有できるようになる。

 今回のバージョンアップは、これまでの「GEMBA Note」で実現してきたユーザー各人の作業の効率化や“強化”に加えて、情報の共有により、組織の上部から下部まで、組織・グループ全体を強化できるバージョンアップと位置づけられている。

 法人向け「GEMBA Note」の価格は5ライセンスで年間10万円(税抜)~。

キーボード付きのタブレットにも対応した「mazec IME」

 同社はまた、法人向けに提供している手書き入力システム「mazec for Business」のWindows版をアップデートし、2in1タブレットなどのPCに向けた、キーボード入力対応の「mazec IME」を2017年3月に提供する。価格は従来と同じで、1デバイスにつき年間3000円。

 法人で利用が広がっている2in1タブレットなどのPCでの利用において、キーボード入力時にもシームレスに使いたいという要望に応えたもので、WindowsのIMEとして提供される(キーボード入力向けの)mazecが、従来の手書き入力のmazecと緊密に連携するような形で実装される見込み。

 また、有償の辞書構築サービスを利用すれば、「mazec IME」の手書き入力、キーボード入力のどちらでも、業務に最適化された変換辞書や学習辞書を参照できるようになる。