実売3万円台の全天球カメラ「RICOH THETA SC」、10月28日発売

　リコーは28日より、ワンショットで周囲360度を撮影できる全天球カメラ「RICOH THETA」シリーズの新モデルとして「RICOH THETA SC」を販売する。現行製品の「RICOH THETA S」と同等の画質を備えつつ、軽量化も果たしたモデルで、本体カラーはブルー、ベージュ、ピンク、ホワイトの4色展開。同社オンラインストアでの価格は各色3万2800円（税込）、予約も受付中。

　「RICOH THETA SC」は、360度カメラのスタンダードモデルとして開発された製品。2015年に発売した高性能モデル「RICOH THETA S」と同等の開放F値2.0のレンズユニットや1/2.3型のCMOSイメージセンサーを搭載し、約1400万画素相当の360度写真を撮影できる。また、シャッタースピードは1/8000秒～1/8秒、マニュアルモードなら60秒まで調整可能。

　動画は1920×1080ドット（記録時）/30fpsで撮影できる。記録可能時間は1回最大5分、合計記録可能時間は1920×1080/30fpsのモードなら約63分、1280×720/15fpsのモードなら約171分。「RICOH THETA S」での1回の記録可能時間は最大25分もしくはファイルサイズの上限4GBだった。

　内蔵メモリーの容量は約8GB。Wi-Fi接続したスマートフォンから各種設定を変更したり、ライブビューを確認するといった操作も、従来通り行える。本体の大きさは45.2×130.6×22.9mm、重さは約102gと、約125gの「RICOH THETA S」より軽量化。また、「RICOH THETA S」で搭載されていたHDMI端子も本製品では省略されている。

　「RICOH THETA SC」は現行オプション品であるIPX7相当の防水性能を備えた「ハードケース TH-1」は利用できないが、同日に発売される「Hard Case TH-2」なら装着可能。防水性能は同等で、「RICOH THETA SC」以外の「RICOH THETA」製品でも利用できる。同社オンラインストアでの価格は3510円（税込）。