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若者にフォーカスした「IDOL 4」、“8秒で楽しめる”新機能をアピール

TCLコミュニケーションジャパンのラッキー ツァオ氏(左)と、タレントの春香クリスティーン(右)

 TCLコミュニケーションは、Alcatelブランドの新製品として、Androidスマートフォン「IDOL 4」と「SHINE LITE」を発表した。

 「IDOL 4」と「SHINE LITE」の詳細は、別記事にてレポートしている(※関連記事)。本稿では、発表会の様子や特徴的な機能についてお伝えしよう。

新製品を紹介したTCLコミュニケーションジャパン 取締役カントリーマネージャーのラッキー ツァオ氏

 2015年、ブランド名を「ALCATEL ONETOUTH」から刷新した「alcatel」(アルカテル)。「シンプルなブランド名になった」と紹介するTCLコミュニケーションジャパンのラッキー ツァオ(Lucky CAO)氏は、変更の意図を「若い世代と共鳴するため」と説明する。

 アルカテルのメインターゲットはミレニアル世代(2000年以降に成人になる世代)で、75%以下のユーザーが35歳以下だという。ツァオ氏は、常に新しいものを求める若者層のために、最新技術を盛り込んだ端末を提供するのが同社の使命だとアピールした。

 フラッグシップ「IDOL 4」の紹介のなかで、手軽にVR(バーチャル・リアリティ)体験が楽しめることに加えて強調されたのが、本体の右側面のボタン「BOOM KEY」(ブームキー)だ。ツァオ氏は「若者を調査して、“8秒”というキーワードに気づいた。ミレニアル世代の若者は、8秒で興味を惹かれたり、決断をしたりする」と話す。

 そこで、BOOM KEYに、押した時に使っているアプリによって異なる、さまざまな機能を持たせたという。ロック状態でBOOM KEYを押すとカメラが起動しシャッターとして使える。ギャラリーアプリでは、その時見ているアルバムでコラージュが作り出されてる、動画再生中に押す、面白いエフェクトがかかるといった、その一例が紹介された。

春香クリスティーンがVRに絶叫

 ゲストとして、タレントの春香クリスティーンが登場。Alcatelブランドを初めて知ったという彼女だが「スタイリッシュでかっこいい」評価。IDOL 4ではVR映像を体験し、パラグライダーの映像に絶叫していた。

SHINE LITEではセルフィーも体験

囲み一問一答

 発表会終了後に、ツァオ氏は報道陣からの質問に答えた。

――グローバルではフラッグシップとして、「IDOL 4」と「IDOL 4S」の2機種が発表されているが、日本ではIDOL 4のみを投入するのは意図は。

ツァオ氏
 日本市場のユーザーニーズを調査した結果、5.5インチのIDOL 4Sでは大きいという判断になりました。

――IDOL 4の海外版では、VRゴーグルがオプションとして提供されているが、日本では標準の付属品としたのはなぜか。

ツァオ氏
 海外ではIDOL 4Sの方に、VRゴーグルを標準で付属しています。日本ではIDOL 4のみの投入となるので、VRゴーグルが標準で付属するスペシャルパッケージにしました。

 日本でのVRの展開については、コンテンツの拡充も重要だと考えています。日本のVRコンテンツプロバイダーが加入するコンソーシアムとも密に連携をとってコンテンツを拡充していきます。

――IDOL 4はAndroid 7.0のVRプラットフォーム「Daydream」に対応しないのか。

ツァオ氏
 Daydreamは、かなり高いスペックが要求されます。IDOL 4ではボトルネックになっています。

――Daydreamに対応したスマートフォンを日本で提供する予定はあるか(※関連記事)。

ツァオ氏
 詳細は明かされていませんので、私からはあまり語れません。

――日本でのハイエンドスマートフォンを投入する予定は。

ツァオ氏
 一歩一歩、展開していきます。日本では年に1回のペースで新製品を投入していますが、今回はよりエントリーユーザー向けにSHINE LTIEを投入しました。

――SHINE LITEは、より若い世代にフォーカスしたのか

ツァオ氏
 「身体が若い世代」だけでなく、「心が若い世代」もターゲットです。SHINE LITEは、よいデザインとユーザー体験でIDOL 4よりも安価なので、より多くの方に楽しんでいただけると思います。

――au VoLTEをサポートした意図は。

ツァオ氏
 日本の市場の多くのSIMフリースマートフォンは、NTTドコモとソフトバンクだけをサポートする「完全ではない」SIMフリーです。日本のキャリアを100%サポートする。完全なSIMフリースマートフォンを目指しました。ドコモ、ソフトバンク、KDDIに加えて、すべてのMVNOで利用できます。

――mineoやUQ mobileへの対応は、SIMフリーを名乗る上で重要だった?

ツァオ氏
 UQ mobileの協力があったため、負担が少なく迅速にau VoLTEに対応できました。UQは我々にとって重要な顧客です。

――フラッグシップのIDOL 4のストレージ容量が16GBでは、アプリを入れていくと足りなくなるのではないか。

ツァオ氏
 SDカードで512GBまで容量を増やせます。アプリも一部はSDカードにインストールできます。

――IDOL 4はリバーシブル仕様だが、端子はmicroUSBでリバーシブルではない。USB Type-Cは採用しなかったのか

ツァオ氏
 次の世代で検討します。

――IDOL 4とSHINE LITEにはAndroid 7.0のOSバージョンアップを提供するか。

ツァオ氏
 IDOL 3ではAndroid 6.0のバージョンアップを提供した。OSアップグレード時に社内を動かすのは大変ですが、ユーザーの声に答えて検討していきます。

――日本では割賦払いを提供するのか?

ツァオ氏
 MVNOや販売店との協力によって展開していく予定です。

――IDOL 4用のケースなど、純正アクセサリー類の提供予定は。

ツァオ氏
 パッケージにはクリアケースを同梱しています。純正品ではありませんが、シンプルなもの以外なら、Amazonなどでも購入できます。

――日本での現状をどう見ているか。

ツァオ氏
 すべてのデータを把握できているわけではありませんが、努力が必要な状況だと認識しています。

――海外で発表された、360度撮影カメラの提供は予定しているか。

ツァオ氏
 グローバルでは来年のQ1に提供する予定です。日本への投入はユーザーの反応を見て、提供を検討します。

――Windows 10 Mobileファブレットの提供予定は(※関連記事)。

ツァオ氏
 ほかのマーケットでは提供していますが、日本では競合も多いので、慎重に検討します。

――ウェアラブル製品の日本展開はどうか。

ツァオ氏
 キッズウォッチを開発して、ヨーロッパで試験的に提供しています。モバイル対応ですが、2Gにしか対応していません。日本で提供するとなると、まずは3GまたはLTEに対応する必要があります。