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認知症高齢者の徘徊を検知する「みまもりCUBE」、ラムロックとドコモが共同開発

みまもりCUBE

 ラムロックは、認知症の高齢者の徘徊を検知する在宅介護向け製品「みまもりCUBE」の提供を2017年2月に開始する。

 介護保険が適用される福祉用具に指定される見込みで、月額利用料は介護保険適用後(1割負担)で月額800円程度となる。

 「みまもりCUBE」は、認知症患者の徘徊や転倒を検知して、家族に知らせる製品。高齢者宅の玄関や寝室に設置すると、徘徊や離床、転倒を画像認識技術で検知して、メールやスピーカーによって介護者に知らせることができる。介護者は、スピーカーを使って呼びかけたり、撮影された画像から徘徊時の服装を確認したりできる。

 ラムロックとNTTドコモ 関西支社が共同開発した製品で、従来機の「ラムロックアイズ」で必要だった監視カメラやパソコン、インターネット回線などの機能をひとつの筐体に集約、NTTドコモのLTE回線を利用することで、置くだけで設置できるようにした。

 大きさは約90×100×90mmで、重さは310g以下になる予定。ドコモ網のLTE通信のほか、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)や有線LANをサポートする。