ユカイ工学のロボット「BOCCO」にSIMカード、どこでも利用可能に

　ユカイ工学は、家族向けのコミュニケーションロボット「BOCCO」をベースに、モバイル通信機能を備えたモデルを開発した。ソラコムのSIMカード「SORACOM Air」を用いる。販売時期は未定。

　「BOCCO」は、インターネット接続に対応する卓上サイズのロボット。音声の録音、再生ができるようになっており、外出中、スマートフォンアプリでメッセージを録音すると、自宅にあるBOCCOで再生できる。そのままBOCCOから返事することもできる。

　これまではWi-Fiのみに対応する形だったが、今回開発されたものは、モバイル通信機能をサポート。Wi-Fiの繋がらない場所でも、携帯電話のサービスエリア内であればどこでも利用できる。ユカイ工学では、BOCCOを設置する場所へのインターネット回線やWi-Fiルーターの導入、設置が不要になるとアピール、たとえばインターネットを利用していない祖父母の自宅へ置きやすくなる。

　7月13日にソラコムが開催するイベント「SORACOM Conference 2016 Discovery」で展示される。